野球やソフトボールを観戦するときに撮影する場所としてもっとも人気の場所はバックネット裏からの撮影ではないでしょうか。横から撮影すると全体が入らない場合もあります。もちろんホームベースからバックネットまでの距離が短い場合も全体はが入りきらないこともあります。
個人的にはピッチャー、審判、ファーストベースが映ることを基本に、そこからどこまで広角に撮影できるかを考えてビデオカメラを据え付けています。バックネット裏から撮影する場合でも、この3つは確実におさえましょう。
野球のネットの網目が気になる場合の撮影方法
ここで気になるのがバックネット問題です。幅が短い簡易的なバックネットであれば、バックネットを避けて左右どちらかに据え付けることも可能ですが、ボールがビデオカメラに直撃する危険性は否めませんし、実際に何度も当たったことがあります。ビデオカメラはボロボロですが・・・それでも今も現役で活躍しています。
基本はバックネット裏からの撮影だが…ピントが合ってない!
このような事態にならないためにもバックネット裏から撮影すると、今度は四角い網が邪魔をします。これは仕方ないと諦めなければなりません。問題は審判とバックネットの間を通るボールボーイや選手、さらには網にピントが合ってしまうことにあります。
自宅に帰って観てみると、ボヤケた映像が流れているだけ、何なのための高画質デジタルビデオカメラなの…そんなことありませんか?
ビデオカメラの機能を使おう!風景モード!
確実にピントを合わせることは難しいかもしれませんが、軽減することができるビデオカメラの機能もあります。撮影モードを切り替えてみましょう。一般的にビデオカメラで普通に撮影するとオート(AUTO)で撮影されます。何も考えることなく被写体にピントを合わせてくれる優れた機能です。しかし、それが仇となる場合もあります。
私のビデオカメラには撮影モードの中に風景モードがあります。これにすると遠くの景色がくっきり見えるわけです。だからといって手前の被写体がボヤケることはありません。ビデオカメラの前を通ってもピントがズレにくくなります。みなさんのビデオカメラに似たような撮影モードありませんか?あったらラッキーです。
ネットまでの距離は離すほど気にならなくなる
ネットにも金網のネットとナイロン系の紐のネットがあります。どちらも近づけてしまうとボールがネットに当たったときに衝撃で壊れたりせっかく据え付けていたビデオカメラが別の方向を向いてしまったりします。
金網のネットの場合、比較的隙間が広いので完全にレンズをくっつけて紐で三脚を網に結びつけることもあります。クリアに撮影できるかわりに危険と隣り合わせ。ファールボールでも撮影に支障が出ることもあります。自己責任です。
ナイロン系の紐のネットは網目が小さく、近くで撮影すると風でネットが揺れるたびにピントが合わなくなり最終的にはネットにピントがあったりして無駄な撮影を続けることになります。
ここは我慢して少しばかり後ろから撮影することにしましょう。とくにバックネット裏に応援席がある場合はそこを陣取りビデオカメラを据え付けて撮影しましょう。半端にバックネット近くに据え付けるとネットが大きく映ってしまいます。
あとはビデオカメラのズーム機能を使って撮影したい範囲を設定するだけです。ネットから離れただけでネットが入ることは諦めているはずです。自宅で映像を確認すると思ったほどネットの存在が気にならないと思います。